2002年11月20日

美しき紅葉の秋に深き悲しさ

伊豆熱川の地に移って早や1年半が経ちました。伊豆熱川駅から5キロ程登った山の中で自然に囲まれて生活しております。地理的に言うと、我が家は天城山系(天城山という名の山はありません)の最高峰、万三郎岳(1405.6米)と北隣りの万二郎岳などの山々の東側斜面、標高三百数十米の山麓にあります。家は大きな木々や様々な植物に囲まれ、リスや多くの小鳥達を相手に自然を楽しんでおります。秋から冬は木の葉が落ちて無くなるので、家の窓から相模湾の一部、城ケ崎海岸や門脇崎灯台などが遠くに良く見えます。

 家の前は「やまぼうし」の並木道となっており、今、秋の紅葉の時季には綺麗な黄から橙色ないし赤色に衣替えをして私共の眼を楽しませてくれます。栗や櫟の大木は葉が黄ばんで落ち、その中にカエデ、ハゼ、 ウルシなどの木々が真っ赤になって秋の美しい風情に彩りを添えてくれます。

 そのような、秋の紅葉をこの眼で見て楽しめる幸せをつくづく感じております。私は幸いインフルエンザ予防注射のお蔭げで風邪も引かず健康に恵まれていますが、ビールの飲み過ぎか、たまに「痛風」の発作に襲われ、左足の親指先が痛むことがあります。 痛風の薬を飲みながら、好きなビールを程々に楽しみながら飲んでおります。因みに、痛風にはお酒の中でビールが一番良くないのであります。しかし、適度に飲めば、酒はやはり「百薬の長」なのでしょうか?それを信じております。

 この秋、我々の仲間が一人欠けるという悲しい現実に会いました。08期の大久保博君が去る11月16日に急に天に召されて逝きました。急逝の訃報に接し、驚きと共に悲嘆に暮れました。彼は学生時代から大きくて丈夫な身体つきで山に入れば、常に頼り甲斐のあるやさしい人間でした。つい1ヶ月前までは元気に仕事もこなしていたのに、10月初旬に入院して、1ヶ月余りで帰らぬ人となるとは、想像もできませんでした。彼と一緒に登った丹沢や北アなど数々の山行をしんみりと懐かしく思い出しております。今は唯、残された3人の御遺族、幸恵夫人、御令息および御令嬢のお幸せと故人の御冥福を心よりお祈りするのみであります。これでシャークの仲間の物故者は8人となりました。 合掌。

 この秋、美しい紅葉を愛でながら、故人達を偲び、深い悲しみと寂しさを感じております。 どうか、皆さんも健康第一にお身体を大切にし、お互いに何時までも元気で明るく過ごして参りましょう。
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2002年09月15日

シャーク OB,OGの皆さんへ

 時の経つのは早いもので私が昨春、青山学院大学を定年退職してから一年半、また、昨秋の「感謝パーテイ」より既に一年近くが過ぎ去りました。皆様には、相変らず お元気にて御活躍のことと存じます。 この5月に私共も伊豆の地に転居してから、引っ越し荷物の整理などが大変でして、 まだ、「晴耕雨読」の日々には程遠いのですが、何とか元気に暮らしております。

 私の退職後は、アドグルは新しく「SHARKアウトドア愛好会」として発足し、アドグルの精神を継承し以前と変らぬ活動を続けております。7期生の木村純二先生 (理工学部化学科)には同愛好会の顧問としてお世話になり大変感謝しております。 一方、退職前から懸案だったシャークOB,OG会の組織化について、9期生の佐藤春樹氏、12期生の和田洋文氏と里村哲雄氏などを中心に、各期の幹事さんの協力により具体化の準備が進められてきました。この度、その準備が愈々整い、設立総会が開催される運びとなりました。御同慶の至りに存じます。

 会の設立は色々な趣旨目的が考えられると思いますが、主にアドグル各期あるいは各期を越えた卒業生同志の親睦をはかり、また、私ども夫婦との個人的な交流を続け、さらに、シャーク山荘の維持管理を現役の学生諸君と共に協力して行うことにあると思います。現在シャーク山荘は愛好会の諸君が従来通りシャーク山荘管理運営委員会を作り、有志の方々の協力を得て、その実際の管理運営を行っております。  OB,OG会としては、これをさらに強力に支援する体制が必要であると考えております。シャーク山荘が建設されてから27年が経とうとしておりますが、まだ、わが山小屋は立派に建っており、われわれを迎え入れてくれます。この山小屋においてわれわれが生活し学び得たこと、体得し得たことは目には見えませんが、何物にも代え難い大きなものであると考えられます。そこには「自然を愛し、山を愛し、人を愛す」というシャークの良き伝統が活きているからに他ありません。われわれが持っている唯一の有形の財産としてのシャーク山荘を、その命ある限りこれを大事に保持し、その良き伝統を次の世代まで伝えて行くように、皆で事ある毎に利用し、お互いに "浩然の気"を養って行こうではありませんか。 

 今の日本の社会情勢を見ていると、シャークのようなグループの存在が如何に大事であるかを痛感しております。 色々な考えがあるかと存じますが、どうか御明察の上、宜しくシャークOB会(通称)の設立に 御協力下さるよう御願い申し上げます。 それでは11月3日の設立総会で皆様とお会いできるのを楽しみにしております。
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